アロマオイルによる火災にご用心！

2010年前後からエステサロンでアロマオイルを含んだタオルから

火災が多発したことがありました。

その時は、精油から自然発火して火災が発生という情報が流れました。

火災の状況は
洗濯をしたタオルを乾燥機で乾燥をさせ
そのまま乾燥機にいれていた状態の中での発生でした。

私達はこの状況から
精油は確かに引火性はあるが、タオルについた精油は
ある程度時間がたつと、揮発して成分がなくなっているので
火災に結び付くのは考えられないと思っていました。


すると東京消防署が実況見分での調査の結果を発表❗️

アロマオイルという表現で精油と考える方も多いとおもいますが

じつは、精油と植物オイル（キャリアオイル）をブレンドしたオイルが
タオルに付着していて、何度も同じタオルでオイルをふき取ると
洗濯をしても植物オイルの成分がなかなか洗い流せず、付着してしまい

その植物オイルの成分である
不飽和脂肪酸が空気中の酸素により酸化（発熱）し
高温となる乾燥機内で出火したものであるとの
発表がなされました。

参考までに、マッサージ後タオルで拭き取っている方から

いくら洗濯をしても油臭が抜けない

とリネン部門から苦情があるので、どうしたらいいのか

とのご質問があったことがあります

精油が引火したのではなく
残留キャリアオイル（植物オイル）の成分が原因でした

弊社のメディカルアロマ講座の受講生は基本

医療、介護関係の方が対象ですので

病院でも乾燥機で乾燥させる工程があるため

それ以来、乾燥機を使われる恐れがある場合は
マッサージオイルをふきとったタオルは乾燥機に入れない

またはペーパータオルでふき取ることができるようなら
ペーパータオルでふき取る

という風に、講座では注意喚起をしています。

冬になると火災がふえるので
先日、朝の情報番組で、アロマオイルで火災が発生しているので

という情報がまた流れましたので

この火災の場合のアロマオイル　イコール　精油
ということではないということで情報をアップいたしました。

オイルマッサージ後、タオルで拭き取っておられる方は

このことをくれぐれもご注意ください