2018/12/10

精油を使った褥瘡ケア





島根県の看護師さんの症例です

踵に褥瘡がある方へのケアで
褥瘡の臭いが気になり、
ティートリーとラベンダーを入れたお湯に
踵も浸して、足浴を行いました。

足浴を行えない時には
パットにティートリーとラベンダーを入れた精製水で
スプレーして、褥瘡部分を覆い固定しました。

足浴をした翌日から、褥瘡の臭いが消え
さらにこのケアを繰り返すことで
10日後には、褥瘡部分に肉芽形成が見られるようになりました。

その結果
褥瘡回診をされている外科のドクターから
下腿の外側に褥瘡のある方へ
このアロマケアをするように
指示がありました。

ティートリーは殺菌、抗菌効果があるので
以前から、褥瘡からの浸潤液がある場合
周りの肌を洗浄する際に、ティートリーを
活用しています。

その結果、褥瘡独特の臭いの発生を抑え
さらに、ティートリーの殺菌効果で、
周りの健康な肌を清潔に保つことができるとの
報告があります。(広島県・助産師)

今回の例も
ティートリーの殺菌効果で、褥瘡部分の臭いの発生と
周りの肌への拡大も抑えることができています。

そして、ラベンダーは細胞再生の力があることから
褥瘡部分の肉芽形成がみられるようになったと思われます。

今、徐々にアロマケアが
看護・介護の現場で認められています!